The Fireplaceのオーナー/シェフのジム・ソロモン氏(Jim Solomon)ほど、料理に情熱を持った人はいないだろう。 14年かけてレストラン業界の全てを学んだ後、2001年9月、彼は長年の夢だった自身のレストラン「The Fireplace」をオープンさせた。メラメラ

Brookline市に位置するfireplaceは、地元ニューイングランドで採れた新鮮な素材にこだわったグリルとバーベキューのお店だ。 メニューにはウッドスモークやロテスリー(回転式串焼き機)で料理したものが並ぶ。

Brookline出身のソロモン氏は、最初のレストランをオープンさせるため、アメリカ中を飛び回り、料理とビジネスを幅広く学んだ。Citibank や Goldman Sachsで金融サービスのキャリアをスタートしたものの、やはり食べ物への情熱を捨てきれず、料理の道を歩む事を決める。

若いころから料理界に足を踏み入れた彼は、Sudbury市にある The Wayside Innやハーバードスクエアとファニュエルホールにある Pacos Tacosで働きながら、さらに料理に魅了されていく。数年後、マネージメントを担当するためレストラン業界に戻った彼は、 ニューヨークのPizzeria Unoで店舗のオープニングや経営を担当、イーストビレッジ店では売り上げを倍にするなどの敏腕振りを発揮する。 ミシガン大学でのMBAを取得するため、Pizzeia Unoを去った彼は、MBA取得後、カリフォルニア州セントヘレナにあるCulinary Institute of Americaで料理を学ぶ。

料理学校の前後、彼は、Paul Prudhomme (K-Paul’s)、Thomas Keller (Bouchon)、 Todd English (Figs)などの国内でも有名なシェフと一緒に働く機会を得る。 また、経営分野でも活躍し、Pizzeria Unoの他にも、シカゴ のLevy Restaurants、ミネアポリスにあるBaja Tortilla Grill、コネチカット州にある Spencer’s Steak and Shrimpなどのレストランのオープニングに関わるなど、レストランマネージメントの経歴を積んでいった。

ソロモン氏は彼の料理の才能を活かし、Seeds of Peaceという平和団体でも活動の場を広げている。このSeeds of Peaceは、10代の若い人々を中心として、 中東と他の地域間の争いをなくし、平和を築く事を目的とし、中東にある20カ国からの若い人々を集め、自然に恵まれたメイン州でサマーキャンプをするなどの活動を行っている。

何年にも渡る勤勉と食べ物への情熱が、子供の頃から慣れ親しんだホームタウンで、彼にレストランをオープンさせた。彼のシェフとしての哲学は、心のこもった、シンプルな料理を提供すること。 ニューイングランドで採れる、新鮮な材料を使い、ソロモン氏は彼の哲学を皿の上に体現している。





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